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2010年

2010/03/15銅のあれこれ
酸化防止剤による蟻の巣状腐食に要注意!!

冷媒配管工事では、ろう付の際、酸化を防止するために窒素ブローしながら行なうのが一般的ですが、簡略して市販の酸化防止剤を用いる場合があります。すべてではありませんが、これらの酸化防止剤の中には、アルコールを溶剤として使用しているものがあり、ろう付時にこのアルコールが酸化してアルデヒドやカルボン酸になり、銅管を腐食させることがありますのでご注意願います。この腐食は形状が蟻の巣に似ているため『蟻の巣状腐食』と呼ばれています。これを防ぐ対策としては、アルコールを含む酸化防止剤は出来るだけ使用しないことをお薦めいたします。

  • 事故管漏洩部の内面状況 事故管漏洩部の内面状況の画像
  • 腐食部の断面状況(×100) 腐食部の断面状況の画像